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  • 執筆者の写真TOKYO TEA BLENDERS

TEA FOLKS 35 岩永製茶園 門内智子さんのご紹介

TEA FOLKS(ティーフォルクス)は2カ月に一度、2茶園のプレミアム和紅茶を茶園のストーリーとともにお届けする定期便サービスです。

定期便価格で最新版をご希望の方はこちらからお申込みください。

各便のバックナンバー及び個別の茶葉単体販売も行っています。(在庫次第となります)


1.岩永製茶園 「つゆひかり」の特徴

「つゆひかり」は現在の静岡県農林技術研究所茶業研究センターで1970年に「静7132」(母親)と「あさつゆ」(父親)を交配した実生から育成されました。2000年に「つゆひかり」と命名されて2003年に種苗法の品種登録がされています。


桜の香りがするクマリン含有量が多いとされる「静7132」を母に持つことからもその香りの特性は想像しやすいと思います。摘採期に赤みを帯びてつややかで肉厚の茶葉を見た時、生産者の智子さんは和紅茶にしてみたいと思ったのだそうです。

岩永製茶園は、ロンドンで開催される世界のお茶の品評会THE LEAFIESにおいても世界で最もユニークで創造的な茶園として選定されています。熊本の標高約600mにある小さな茶園では丁寧に茶葉をもみこんで製茶しています。


「つゆひかり」も沸騰から少しさましたお湯を注ぐと一気に華やかな香りが蒸気とともに沸き立ちます。身体に浸透するような透明感のある味わいながら、喉を過ぎた後に舌に甘味が残る和紅茶となっています。


2.岩永製茶園2024年の近況

以前から、和紅茶のコンテストで上位表彰されることが相次ぎ、そしてロンドンのTHE LEAFIESでも茶葉だけでなく茶園としてのユニークさで世界一と評された今に至っても、茶園のホームページは開設されていません。


和紅茶ファンの間でよく知られる茶園ブランドでありながら、情報は限られておりミステリアスな様相が続いています。ただし、最近では九州以外の和紅茶イベントでも出展する姿がみられるようになってきました。


2023年は岐阜で開催された地紅茶サミットにて、また、2024年1月には大大阪お茶会でも出展しており、人気を呈していました。ただ、イベントごとが多くなると、作業に追われることも増えているのが懸念の様子です。


2024年もこれまでのイベント出店は続けつつ、あまり手を広げすぎずに、じっくりとお茶づくりに励みたいとおっしゃっています。なかなかイベントで出会える機会も限られますので、出店リストに名前があがっていれば、ぜひ立ち寄りたいですね。


TOKYO TEA BLENDERSではティーインストラクターの知識をお伝えする無料メルマガTEA FOLKS通信で紅茶のおいしいいれ方やペアリング、歴史など幅広い情報をご紹介しています。ぜひご覧ください。

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